女性国際戦犯法廷(じょせいこくさいせんぱんほうてい)は、2000年12月に「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク(VAWW-NETジャパン)が開催した民衆法廷。 当時世界的に広まっていた戦争中の性加害告発の動きに「民衆の立場を反映させる」として、旧ユーゴ国際刑事法廷の前所長らを「判事」役に置いて開かれたが、反対尋問などの手続きを欠いたまま、とくに「日本の慰安婦問題」がテーマとなり昭和天皇が「人道に対する罪で有罪」とする判断を示すなどしたため、保守派からは厳しい批判を浴びることとなった。 またこの「法廷」を取り上げたNHKの番組をめぐって、のちにNHKの編集権への政治介入の疑いなどが報道され政治問題化した。