大野の撫斬(おおののなでぎり)は、元禄9年10月12日(1696年11月6日)、久保田藩(秋田藩)領の出羽国河辺郡大野村(現・秋田県秋田市仁井田大野)で、農民22人が久保田藩士によって殺害(処刑)された事件である。現地住民の間で語り継がれた伝承と、藩の公式な記録とで、原因や顛末がやや異なっている。