『地底の足音』(ちていのあしおと)は、水木しげるによる日本の長編漫画作品。1962年(昭和37年)に貸本漫画として発表された。 H・P・ラヴクラフトの小説『ダンウィッチの怪』の翻案作品であり、舞台を日本に置き換えた以外は原典に比較的忠実に話を展開している。クレジットは記載されていないが、クトゥルフ神話絡みの書籍では扱われるケースもある。 評論家の米澤嘉博は『秘神界 歴史編』(創元推理文庫)収録の『ラヴクラフトのいる風景 -マンガとラヴクラフトの40年-』において本作を取り上げ、水木しげるの少年期とラヴクラフトの境遇の相違や、作品への影響を論じている。