和田川ダム(わだがわダム)は、富山県砺波市の一級河川庄川水系和田川に建設されたダムである。 富山県が管理する県営ダムで、高さ21.0メートルの重力式コンクリートダム。和田川の治水と高岡市・射水市・小矢部市への利水、および富山県企業局による公営水力発電を目的に、国庫の補助を受けて建設された補助多目的ダムであり、庄川水系では数少ない多目的ダムとして富山県西部地域の治水・利水(灌漑用水、工業用水や上水道源)に重要な役割を担っている。ダムによって形成された人造湖は、所在地の地名を採って増山湖(ますやまこ)と命名された。付近には増山城址公園やキャンプ場も隣接する。 ダム直下では、県営庄東第2発電所により発電が行われている(最大出力7,400kw)。