同形形質(どうけいけいしつ、英:Homoplasy)は、生物学や系統学において、2つ以上の分類群の持つ形質が相同でない状態。共通祖先により最節約的に説明される相同形質とは異なり、それぞれの分類群が進化の過程で独自に獲得あるは喪失した形質の関係である。同形形質は適応的な種に影響する選択圧と遺伝的浮動の効果の両方で生じる。 同形形質は形態学的形質の類似性と見なされることが多いが、遺伝子配列の類似性、生活環のタイプ、行動学的特徴など他の特徴にも適用できる。