「反アメリカ」(はんアメリカ、I'm So Bored with the USA)は、ザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』の収録曲。 最初はミック・ジョーンズが書いた「I'm So Bored With You (お前にはうんざりだ)」というタイトルのラブソングだった。キース・トッピング著の「ザ・コンプリート・クラッシュ」によると、曲はジョーンズのガールフレンドについてのもので、「否定」で触れている女性と同じとのことである。共作者のジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの話によると、デーヴィス・ロード・スカッドでの最初のミーティングでジョーンズが演じてみせた際に、ストラマーが聞き間違えたという。海賊ライヴ版の『5ゴー・マッド・アット・ザ・ラウンドハウス』には最初の状態の曲が含まれている。しかし、1976年9月20日のカムデン・ラウンドハウスでのコンサートではすでにタイトルが変わっている。 実際、ジョーが‘S’と‘A’を付けなきゃ、この曲は "I'm So Bored With You" だったんだ —  ミック・ジョーンズがギターワールド1995年12月号で 1978年まではバンドのセットリストの中心だったが、それ以降、アメリカでオープニングで使われる以外、演奏頻度は減っていった。

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  • 「反アメリカ」(はんアメリカ、I'm So Bored with the USA)は、ザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』の収録曲。 最初はミック・ジョーンズが書いた「I'm So Bored With You (お前にはうんざりだ)」というタイトルのラブソングだった。キース・トッピング著の「ザ・コンプリート・クラッシュ」によると、曲はジョーンズのガールフレンドについてのもので、「否定」で触れている女性と同じとのことである。共作者のジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの話によると、デーヴィス・ロード・スカッドでの最初のミーティングでジョーンズが演じてみせた際に、ストラマーが聞き間違えたという。海賊ライヴ版の『5ゴー・マッド・アット・ザ・ラウンドハウス』には最初の状態の曲が含まれている。しかし、1976年9月20日のカムデン・ラウンドハウスでのコンサートではすでにタイトルが変わっている。 実際、ジョーが‘S’と‘A’を付けなきゃ、この曲は "I'm So Bored With You" だったんだ —  ミック・ジョーンズがギターワールド1995年12月号で ミッキー・フットをプロデューサーに迎えて行った2度目のデモ演奏の中で、歌詞はそのタイトルが示すとおり、アメリカへの批判を含むように変わっていった。米軍のドラッグ(特にヘロイン)問題、アメリカの独裁政権支持(これについては後の「ワシントンの銃弾」でさらに磨きがかかる)、サーフカルチャー、そしてテレビ番組について、ウォーターゲート事件、スタスキー&ハッチ、刑事コジャックの名を借りながら、逃れることのできないアメリカの影響力に対し、この曲自身の無力さをコーラスと共に語る。 ジョーが "I'm So Bored With You" を "I'm So Bored With The USA" と聞き間違えたんだ。そして「いいじゃないか、演ろうぜ」って言った。ただ、誤解ばかりされるけど、この曲はアメリカに対するうんざりさを歌ったものじゃないんだ。これはイギリスがアメリカナイズされていくことへ向けたものだし、それが俺たちの言いたかったことだ。アメリカにツアーに行くたびにこの誤解から「『アメリカにうんざり』ってどういうことなんだ」と聞かれたけど、そんな意味のわけ無いだろ。 —  ミック・ジョーンズがMTVで 曲のサビでストラマーは "I'm So Bored With U.S.A." と歌っているが、コーラスは "I'm So Bored With U." までしか歌っておらず、コーラスだけ聞けばこの曲は "I'm So Bored With You" のままである。 1978年まではバンドのセットリストの中心だったが、それ以降、アメリカでオープニングで使われる以外、演奏頻度は減っていった。 (ja)
  • 「反アメリカ」(はんアメリカ、I'm So Bored with the USA)は、ザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』の収録曲。 最初はミック・ジョーンズが書いた「I'm So Bored With You (お前にはうんざりだ)」というタイトルのラブソングだった。キース・トッピング著の「ザ・コンプリート・クラッシュ」によると、曲はジョーンズのガールフレンドについてのもので、「否定」で触れている女性と同じとのことである。共作者のジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの話によると、デーヴィス・ロード・スカッドでの最初のミーティングでジョーンズが演じてみせた際に、ストラマーが聞き間違えたという。海賊ライヴ版の『5ゴー・マッド・アット・ザ・ラウンドハウス』には最初の状態の曲が含まれている。しかし、1976年9月20日のカムデン・ラウンドハウスでのコンサートではすでにタイトルが変わっている。 実際、ジョーが‘S’と‘A’を付けなきゃ、この曲は "I'm So Bored With You" だったんだ —  ミック・ジョーンズがギターワールド1995年12月号で ミッキー・フットをプロデューサーに迎えて行った2度目のデモ演奏の中で、歌詞はそのタイトルが示すとおり、アメリカへの批判を含むように変わっていった。米軍のドラッグ(特にヘロイン)問題、アメリカの独裁政権支持(これについては後の「ワシントンの銃弾」でさらに磨きがかかる)、サーフカルチャー、そしてテレビ番組について、ウォーターゲート事件、スタスキー&ハッチ、刑事コジャックの名を借りながら、逃れることのできないアメリカの影響力に対し、この曲自身の無力さをコーラスと共に語る。 ジョーが "I'm So Bored With You" を "I'm So Bored With The USA" と聞き間違えたんだ。そして「いいじゃないか、演ろうぜ」って言った。ただ、誤解ばかりされるけど、この曲はアメリカに対するうんざりさを歌ったものじゃないんだ。これはイギリスがアメリカナイズされていくことへ向けたものだし、それが俺たちの言いたかったことだ。アメリカにツアーに行くたびにこの誤解から「『アメリカにうんざり』ってどういうことなんだ」と聞かれたけど、そんな意味のわけ無いだろ。 —  ミック・ジョーンズがMTVで 曲のサビでストラマーは "I'm So Bored With U.S.A." と歌っているが、コーラスは "I'm So Bored With U." までしか歌っておらず、コーラスだけ聞けばこの曲は "I'm So Bored With You" のままである。 1978年まではバンドのセットリストの中心だったが、それ以降、アメリカでオープニングで使われる以外、演奏頻度は減っていった。 (ja)
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  • 「反アメリカ」(はんアメリカ、I'm So Bored with the USA)は、ザ・クラッシュのデビューアルバム『白い暴動』の収録曲。 最初はミック・ジョーンズが書いた「I'm So Bored With You (お前にはうんざりだ)」というタイトルのラブソングだった。キース・トッピング著の「ザ・コンプリート・クラッシュ」によると、曲はジョーンズのガールフレンドについてのもので、「否定」で触れている女性と同じとのことである。共作者のジョー・ストラマーとミック・ジョーンズの話によると、デーヴィス・ロード・スカッドでの最初のミーティングでジョーンズが演じてみせた際に、ストラマーが聞き間違えたという。海賊ライヴ版の『5ゴー・マッド・アット・ザ・ラウンドハウス』には最初の状態の曲が含まれている。しかし、1976年9月20日のカムデン・ラウンドハウスでのコンサートではすでにタイトルが変わっている。 実際、ジョーが‘S’と‘A’を付けなきゃ、この曲は "I'm So Bored With You" だったんだ —  ミック・ジョーンズがギターワールド1995年12月号で 1978年まではバンドのセットリストの中心だったが、それ以降、アメリカでオープニングで使われる以外、演奏頻度は減っていった。 (ja)
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  • 反アメリカ (曲) (ja)
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