原始民主制(げんしみんしゅせい、英語:primitive democracy)は、古代メソポタミアにおけるシュメール人都市国家の政体を説明する政体論の1つ。アメリカの学者によって提唱され、研究者の間に大きな議論を巻き起こした。しかし、神話や叙事詩の「解釈」を主要な論拠とした彼の理論構築には批判も強く、現在では彼の提唱したような原始民主制をそのまま提唱する学者はあまりいないが、シュメール研究史上重要な論説として触れられる機会は今なお多い。