『南唐書』(なんとうしょ)は、南宋の陸游撰、全18巻、紀伝体の南唐の史書。そのうち、本紀3巻、列伝15巻。937年の先主李昪の建国より、975年の後主李煜在位時に北宋に滅ぼされるまでの南唐39年にわたる史的出来事を記述する。この書の叙述は簡明で要を押さえており、南唐史に関する多くの珍しい史料を保存しており、南唐史中の佳作である。