十試水上観測機(じゅうしすいじょうかんそくき)は、愛知航空機と三菱重工業が大日本帝国海軍向けに試作した水上観測機(偵察機)。三菱が試作した機体は、昭和15年(1940年)に零式観測機として正式採用された。ここでは、愛知航空機製作の機体(略符号はF1A)について述べる。性能的には三菱機を上回る部分もあったが、機体構造が海軍の意向に沿わず不採用となった。