北朝鮮によるヨルダン人拉致(きたちょうせんによるヨルダンじんらち)とは、ヨルダン国籍の一般市民が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)特殊機関の工作員などにより拉致・誘拐された事件および状態。深刻な人権侵害であり、ヨルダン・ハシミテ王国に対する重大な主権侵害行為である。拉致されたのは若い女性で、その時期や場所、女性の年齢などは不詳であるが、1970年代後半であることははっきりしている。この女性については、1978年に香港(当時、イギリス領)で北朝鮮工作員によって拉致された韓国出身の女優崔銀姫による目撃証言がある。