出口川のカドミウム汚染(でぐちがわのカドミウムおせん)は、1986年に発覚した広島県府中市のでのカドミウムなどによる重金属汚染。採石場での作業で露頭した鉱脈が原因であった。採石場はモルタルで封鎖され、漏出する汚染水を処理するために出口川湧水処理場が建設された。現在も環境基準を上回る汚染水が漏出しており、施設の老朽化と保守費用が問題となっている。採石場による重金属汚染としては日本初とされ、採石法の運用に影響を与えた。