中華人民共和国の軍事予算(ちゅうかじんみんきょうわこくのぐんじよさん)は、中華人民共和国(以下中国)の予算のうち中国人民解放軍の費用にあてられた部分を言う。この軍事費は、被雇用者の給与と訓練費用、装備・施設の維持管理、新規・継続の作戦の費用、そして新しい兵器・装備・車両の調達の資金となる。中国は毎年3月、年度国家予算の一部として、軍事予算の総額だけを公表している。 2016年、中国政府の公式発表による防衛支出額は1460億ドルで、2014年度予算での1310億ドルから11 %増えた。これによって中国の軍事予算はアメリカ合衆国に続く世界でとなった。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によれば、中国は2014年から2018年の期間において世界で第5位の主要兵器輸出国であり、その金額は2010年から2014年の期間に比べて2.7 %増えた。中国は2014年から2018年の期間に主要兵器を53か国に供給した。最大の輸出先はパキスタンで37 %を占め、残りは1国あたりの額は少ないものの多彩な国に輸出されている。