上野王子(うえのおうじ)は和歌山県御坊市にある神社。九十九王子の一つ。塩屋王子から国道42号沿いの旧道を進み、上野川を渡る橋の手前、名田町上野の集落のはずれに王子址があり上野王子の標識がある。御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉5月8日指定)。 『中右記』天仁2年(1109年)10月20日条に上野坂にて祓をしたとあるが、王子としての初見は「熊野道之間愚記」(『明月記』所収)建仁元年(1201年)10月10日条に「次うへ野王子」とあるもので、『民経記』承元4年(1210年)4月26日条にも参詣の記がある。近世の記録では、小栗街道沿いの畑の中にある仏井戸が王子旧址で(『紀伊続風土記』)、仏井戸の底にある仏像3体(地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)を王子の本地仏とし、多くの参詣者がいた(『』)としている。この仏井戸は国道沿いに現存し、年に2回井戸の水をくみ出して清める。仏井戸は御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉7月18日指定)。

Property Value
dbo:abstract
  • 上野王子(うえのおうじ)は和歌山県御坊市にある神社。九十九王子の一つ。塩屋王子から国道42号沿いの旧道を進み、上野川を渡る橋の手前、名田町上野の集落のはずれに王子址があり上野王子の標識がある。御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉5月8日指定)。 『中右記』天仁2年(1109年)10月20日条に上野坂にて祓をしたとあるが、王子としての初見は「熊野道之間愚記」(『明月記』所収)建仁元年(1201年)10月10日条に「次うへ野王子」とあるもので、『民経記』承元4年(1210年)4月26日条にも参詣の記がある。近世の記録では、小栗街道沿いの畑の中にある仏井戸が王子旧址で(『紀伊続風土記』)、仏井戸の底にある仏像3体(地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)を王子の本地仏とし、多くの参詣者がいた(『』)としている。この仏井戸は国道沿いに現存し、年に2回井戸の水をくみ出して清める。仏井戸は御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉7月18日指定)。 (ja)
  • 上野王子(うえのおうじ)は和歌山県御坊市にある神社。九十九王子の一つ。塩屋王子から国道42号沿いの旧道を進み、上野川を渡る橋の手前、名田町上野の集落のはずれに王子址があり上野王子の標識がある。御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉5月8日指定)。 『中右記』天仁2年(1109年)10月20日条に上野坂にて祓をしたとあるが、王子としての初見は「熊野道之間愚記」(『明月記』所収)建仁元年(1201年)10月10日条に「次うへ野王子」とあるもので、『民経記』承元4年(1210年)4月26日条にも参詣の記がある。近世の記録では、小栗街道沿いの畑の中にある仏井戸が王子旧址で(『紀伊続風土記』)、仏井戸の底にある仏像3体(地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)を王子の本地仏とし、多くの参詣者がいた(『』)としている。この仏井戸は国道沿いに現存し、年に2回井戸の水をくみ出して清める。仏井戸は御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉7月18日指定)。 (ja)
dbo:wikiPageID
  • 406200 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 1423 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 68485153 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • 上野王子(うえのおうじ)は和歌山県御坊市にある神社。九十九王子の一つ。塩屋王子から国道42号沿いの旧道を進み、上野川を渡る橋の手前、名田町上野の集落のはずれに王子址があり上野王子の標識がある。御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉5月8日指定)。 『中右記』天仁2年(1109年)10月20日条に上野坂にて祓をしたとあるが、王子としての初見は「熊野道之間愚記」(『明月記』所収)建仁元年(1201年)10月10日条に「次うへ野王子」とあるもので、『民経記』承元4年(1210年)4月26日条にも参詣の記がある。近世の記録では、小栗街道沿いの畑の中にある仏井戸が王子旧址で(『紀伊続風土記』)、仏井戸の底にある仏像3体(地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)を王子の本地仏とし、多くの参詣者がいた(『』)としている。この仏井戸は国道沿いに現存し、年に2回井戸の水をくみ出して清める。仏井戸は御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉7月18日指定)。 (ja)
  • 上野王子(うえのおうじ)は和歌山県御坊市にある神社。九十九王子の一つ。塩屋王子から国道42号沿いの旧道を進み、上野川を渡る橋の手前、名田町上野の集落のはずれに王子址があり上野王子の標識がある。御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉5月8日指定)。 『中右記』天仁2年(1109年)10月20日条に上野坂にて祓をしたとあるが、王子としての初見は「熊野道之間愚記」(『明月記』所収)建仁元年(1201年)10月10日条に「次うへ野王子」とあるもので、『民経記』承元4年(1210年)4月26日条にも参詣の記がある。近世の記録では、小栗街道沿いの畑の中にある仏井戸が王子旧址で(『紀伊続風土記』)、仏井戸の底にある仏像3体(地蔵菩薩、阿弥陀如来、観音菩薩)を王子の本地仏とし、多くの参詣者がいた(『』)としている。この仏井戸は国道沿いに現存し、年に2回井戸の水をくみ出して清める。仏井戸は御坊市指定史跡(1969年〈昭和44年〉7月18日指定)。 (ja)
rdfs:label
  • 上野王子 (御坊市) (ja)
  • 上野王子 (御坊市) (ja)
prov:wasDerivedFrom
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageDisambiguates of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of