上山鼻神社(かみやまはなじんじゃ)は、北海道札幌市南区にある神社である。「上山鼻」とは近隣の藻岩下地区の古名である。 藻岩山の東端、通称「軍艦岬」の山裾に建っている。国道230号と山鼻川が交差する地点にほど近い。天然記念物指定された藻岩原生林の端にあたり、地元の住民によると、春になれば桜が美しく咲くという。 ふもとの鳥居近くには3つの石碑がある。このうち馬霊奇神社碑と猿田彦大神碑は神社の遷座とともに移動してきたものだが、馬頭観世音碑は古いとわかるだけで詳細は不明である。短い石段を登ると、小さな本殿がある。 明治のころ、当時の春秋2回の祭典は農民たちにとって唯一の慰安の機会だったという。