三錐歯目(さんすいしもく、Triconodonta)は、中生代に栄えた哺乳類の絶滅分類群。三畳紀後期から白亜紀にかけて生息。学名は、その臼歯の形状から、「三つの丘(錐)のある歯」より。主に(昆虫食を含む)肉食のグループで、当時としては比較的大型のものも存在した。別名トリコノドン目。三丘歯類や三突起歯類と訳されることもあった。近年では別系統のモルガヌコドン類を除いたグループをエウトリコノドン目(Euriconodonta)または真三錐歯類とすることもある。