三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧(さんしゃれんぞくさんきゅうさんしんをきろくしたにほんプロやきゅうとうしゅいちらん)は、日本プロ野球公式戦において、1イニングに3人の打者から連続して3球のストライクのみによる三振を奪い、その3人の打者との対戦だけでイニングの投球を完了した(英: immaculate inning, イマキュレイトイニング)投手の一覧である。同じイニングで先んじて走者を許しているケースは含めない。 この記録はメジャーリーグベースボール(MLB)においても希少とされる(2022年シーズン途中時点で99人・109回)が、日本プロ野球ではさらに少なく、2022年終了現在18人(19回)で、完全試合の達成者(16人)とほぼ同じ水準である。2度達成した選手は梶本隆夫のみで、同じシーズンに複数回記録されたのは、2014年が初めて(現在まで唯一)だった。 日本のプロ野球ではカウント0ボール2ストライクからストライクを投じることが忌避された時期があり、1980年代にセントラル・リーグで3年連続最多奪三振を記録した江川卓(読売ジャイアンツ)は、現役時代に0-2のカウントからヒットを打たれると罰金を科されたため、捕手からの懇願でやむなくボール球を投げていたと引退後に証言している。江川も含め、1980年代には達成者は一人もいない。

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  • 三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧(さんしゃれんぞくさんきゅうさんしんをきろくしたにほんプロやきゅうとうしゅいちらん)は、日本プロ野球公式戦において、1イニングに3人の打者から連続して3球のストライクのみによる三振を奪い、その3人の打者との対戦だけでイニングの投球を完了した(英: immaculate inning, イマキュレイトイニング)投手の一覧である。同じイニングで先んじて走者を許しているケースは含めない。 この記録はメジャーリーグベースボール(MLB)においても希少とされる(2022年シーズン途中時点で99人・109回)が、日本プロ野球ではさらに少なく、2022年終了現在18人(19回)で、完全試合の達成者(16人)とほぼ同じ水準である。2度達成した選手は梶本隆夫のみで、同じシーズンに複数回記録されたのは、2014年が初めて(現在まで唯一)だった。 日本のプロ野球ではカウント0ボール2ストライクからストライクを投じることが忌避された時期があり、1980年代にセントラル・リーグで3年連続最多奪三振を記録した江川卓(読売ジャイアンツ)は、現役時代に0-2のカウントからヒットを打たれると罰金を科されたため、捕手からの懇願でやむなくボール球を投げていたと引退後に証言している。江川も含め、1980年代には達成者は一人もいない。 2018年5月16日、福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロが記録を達成したことで、2022年現在存在するチームの中で達成者が出ていないのは埼玉西武ライオンズだけとなった。 宇佐美徹也は1993年の著書『プロ野球記録大鑑<昭和11年 - 平成4年>』のこの記録を取り上げた箇所で、「ほとんどが下位打線相手に作られたもので、クリーンアップを相手にしたのが一つもないのが内容的にもの足りない」と記していた。それから24年後の2017年に、東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹が3-5番の3人から奪う記録を初めて達成している。 (ja)
  • 三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧(さんしゃれんぞくさんきゅうさんしんをきろくしたにほんプロやきゅうとうしゅいちらん)は、日本プロ野球公式戦において、1イニングに3人の打者から連続して3球のストライクのみによる三振を奪い、その3人の打者との対戦だけでイニングの投球を完了した(英: immaculate inning, イマキュレイトイニング)投手の一覧である。同じイニングで先んじて走者を許しているケースは含めない。 この記録はメジャーリーグベースボール(MLB)においても希少とされる(2022年シーズン途中時点で99人・109回)が、日本プロ野球ではさらに少なく、2022年終了現在18人(19回)で、完全試合の達成者(16人)とほぼ同じ水準である。2度達成した選手は梶本隆夫のみで、同じシーズンに複数回記録されたのは、2014年が初めて(現在まで唯一)だった。 日本のプロ野球ではカウント0ボール2ストライクからストライクを投じることが忌避された時期があり、1980年代にセントラル・リーグで3年連続最多奪三振を記録した江川卓(読売ジャイアンツ)は、現役時代に0-2のカウントからヒットを打たれると罰金を科されたため、捕手からの懇願でやむなくボール球を投げていたと引退後に証言している。江川も含め、1980年代には達成者は一人もいない。 2018年5月16日、福岡ソフトバンクホークスのリバン・モイネロが記録を達成したことで、2022年現在存在するチームの中で達成者が出ていないのは埼玉西武ライオンズだけとなった。 宇佐美徹也は1993年の著書『プロ野球記録大鑑<昭和11年 - 平成4年>』のこの記録を取り上げた箇所で、「ほとんどが下位打線相手に作られたもので、クリーンアップを相手にしたのが一つもないのが内容的にもの足りない」と記していた。それから24年後の2017年に、東北楽天ゴールデンイーグルスの松井裕樹が3-5番の3人から奪う記録を初めて達成している。 (ja)
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  • 三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧(さんしゃれんぞくさんきゅうさんしんをきろくしたにほんプロやきゅうとうしゅいちらん)は、日本プロ野球公式戦において、1イニングに3人の打者から連続して3球のストライクのみによる三振を奪い、その3人の打者との対戦だけでイニングの投球を完了した(英: immaculate inning, イマキュレイトイニング)投手の一覧である。同じイニングで先んじて走者を許しているケースは含めない。 この記録はメジャーリーグベースボール(MLB)においても希少とされる(2022年シーズン途中時点で99人・109回)が、日本プロ野球ではさらに少なく、2022年終了現在18人(19回)で、完全試合の達成者(16人)とほぼ同じ水準である。2度達成した選手は梶本隆夫のみで、同じシーズンに複数回記録されたのは、2014年が初めて(現在まで唯一)だった。 日本のプロ野球ではカウント0ボール2ストライクからストライクを投じることが忌避された時期があり、1980年代にセントラル・リーグで3年連続最多奪三振を記録した江川卓(読売ジャイアンツ)は、現役時代に0-2のカウントからヒットを打たれると罰金を科されたため、捕手からの懇願でやむなくボール球を投げていたと引退後に証言している。江川も含め、1980年代には達成者は一人もいない。 (ja)
  • 三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧(さんしゃれんぞくさんきゅうさんしんをきろくしたにほんプロやきゅうとうしゅいちらん)は、日本プロ野球公式戦において、1イニングに3人の打者から連続して3球のストライクのみによる三振を奪い、その3人の打者との対戦だけでイニングの投球を完了した(英: immaculate inning, イマキュレイトイニング)投手の一覧である。同じイニングで先んじて走者を許しているケースは含めない。 この記録はメジャーリーグベースボール(MLB)においても希少とされる(2022年シーズン途中時点で99人・109回)が、日本プロ野球ではさらに少なく、2022年終了現在18人(19回)で、完全試合の達成者(16人)とほぼ同じ水準である。2度達成した選手は梶本隆夫のみで、同じシーズンに複数回記録されたのは、2014年が初めて(現在まで唯一)だった。 日本のプロ野球ではカウント0ボール2ストライクからストライクを投じることが忌避された時期があり、1980年代にセントラル・リーグで3年連続最多奪三振を記録した江川卓(読売ジャイアンツ)は、現役時代に0-2のカウントからヒットを打たれると罰金を科されたため、捕手からの懇願でやむなくボール球を投げていたと引退後に証言している。江川も含め、1980年代には達成者は一人もいない。 (ja)
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  • 三者連続三球三振を記録した日本プロ野球投手一覧 (ja)
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