丁 封(てい ほう、生没年不詳)は、中国三国時代の呉の武将。丁奉の弟。『三国志』呉志に記録がある。 永安6年(263年)冬10月、蜀漢より呉に対し、魏の攻撃を受けているため救援してほしい、という連絡が入った。同月22日、孫休は蜀を救援するため、丁奉らに命令を出して魏を牽制させようとした。丁封は孫異と共に漢水流域に進駐した。しかし、やがて蜀の劉禅が魏に降伏したという知らせが届いたため、丁奉らの軍事行動は即中止させられたという(『三国志』呉志「三嗣主伝」)。 後に後将軍まで昇進したが、兄より早く死んだという(『三国志』呉志「丁奉伝」)。 小説『三国志演義』でも、ほぼ同様の顛末である。
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