レ・ミル収容所(レ・ミルしゅうようじょ、Camp des Milles)は、南仏エクス=アン=プロヴァンス(ブーシュ=デュ=ローヌ県)(マルセイユの北約25キロ)の強制収容所であり、1939年9月から1942年末までの3年間に世界38か国の出身者約1万人が収容された。抑留者にはマックス・エルンスト、ハンス・ベルメールなどドイツ出身の芸術家・知識人が多かった。フランスに建物として残っている唯一の大規模な収容所であり、1983年に歴史的記念物に指定され、2012年に記憶の継承と市民教育のための記念館が設立された。