リッサウイルス属(りっさういるすぞく、Lyssavirus)はRNAウイルス(第5群)であるモノネガウイルス目ラブドウイルス科の1属。 14種が属し、著名な狂犬病ウイルスをはじめ、いずれも致命的な感染症病原体となることから「リッサウイルス」とも総称される。語源はギリシャ神話の女神リッサ(Lyssa、狂気・憤怒・狂乱を司る)。ヒト、哺乳類、脊椎動物を宿主とし、人獣共通感染症を引き起こすため、日本では感染症法の監視対象となっている。