リジェ・JS5は、リジェチームが1976年シーズンのF1参戦に用いたフォーミュラカーである。 この年からF1に参戦したリジェはオールフランスを標榜し、フランスのマトラ製V12エンジンを搭載して、多くのスポンサーからの潤沢な資金でシーズンを戦った。ジャック・ラフィットがドライブするJS5は巨大なインダクションポッドを備え、「ティーポット」と揶揄された。第4戦スペインGP以降、レギュレーション改正で高さ制限がされると、巨大なインダクションポッドは姿を消し、コンベンショナルな形状に変えられた。 この特異な形状が取り沙汰されたものの、速さは十分備えており、イタリアGPでチーム初のポールポジションを獲得。、イタリアGPで3位、で2位に入賞する。シーズンでの総獲得ポイントは20で、デビューイヤーながらコンストラクターズランキング5位となった。