ラメルテオン(Ramelteon)は、に作用するの一種である化合物。体内にはホルモンのメラトニンが、この受容体に結合し、入眠のリズムを司っており、ラメルテオンはその作用を模倣している。日米ともに商品名ロゼレム(Rozerem)で、ヨーロッパでの承認はなく、日本では2010年より販売。武田薬品工業が開発し、最初にアメリカ合衆国で承認された。アメリカ合衆国および日本で発売されている。適応は「不眠症における入眠困難の改善」である。精神疾患や他の不眠症治療薬の治療歴がある場合、安全性と有効性は確立されていない。 視交叉上核に存在するメラトニン受容体に作用する、初めての睡眠薬として発売された。体内リズムを調整する作用を持つ。 うつ病の危険性を高めることがデータから見出されている。主にCYP1A2で代謝され、フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)の併用は禁忌である。翌朝以降の眠気や、プロラクチン上昇による月経異常や乳汁分泌、性欲減退の副作用が起こることがある。