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- ラテン語の格変化 (ギリシア式)は、ギリシャ語からの借用語(普通名詞、ギリシャ人名)をラテン語として格変化させることである。その格変化の実例は非常に多様であるが、一定のパターンも存在する。例えば、人名の多くは完全にラテン語化され、ラテン語としての語幹種別に従って規則変化をすることが多い。また、ギリシャ語の元の語形を保持しているものがあれば、ギリシャ語・ラテン語双方の語形が混ざっているものもある。ただし、多様性が高いのは単数であって、複数は規則変化することがほとんどである。
* 単数呼格では、-is, -ys, -ēs, -eus, -ās (属格:-antis)で終わる人名は語尾の-sが脱落する。
* 単数対格は、-emではなくギリシャ式の-aの語尾になるものがある(人名に多い)。-ēs, -is, -ysで終わる人名は-ēn, -in, -yn, -ēm, -im, -ymの語尾になる。
* -osで終わる名詞(地名が多い)は第2格変化となり、対格が-onになることがある。例:Dēlosの対格はDēlon (韻文ではDēlumもある)。
* 単数属格は、-ēsで終わる人名は-ī, -isとなる。-ôで終わる女性名詞には属格で-ūsとなるものもある。
* -eusで終わるギリシャ語の名詞は、ギリシャ語の格変化とラテン語の格変化(第2格変化)の双方が混ざった変化をする(ただし、単数属格の-eīと与格の-eōは韻文では本来の2音節が1音節で発音される場合がある)。
* 複数主格が-ēsではなく-esとなるものがあり、同じ名詞が複数対格では-ēsではなく-āとなることがある。
* 複数属格が-ōn, -eōnとなるケースがある。例:GeōrgicōnやMetamorphōseōnのような書籍のタイトル。
* ギリシャ語の中性名詞で語尾が-ma (属格:-matis) となるものは、ラテン語では複数与格・奪格が必ず-ibusではなく-īsとなる。 (ja)
- ラテン語の格変化 (ギリシア式)は、ギリシャ語からの借用語(普通名詞、ギリシャ人名)をラテン語として格変化させることである。その格変化の実例は非常に多様であるが、一定のパターンも存在する。例えば、人名の多くは完全にラテン語化され、ラテン語としての語幹種別に従って規則変化をすることが多い。また、ギリシャ語の元の語形を保持しているものがあれば、ギリシャ語・ラテン語双方の語形が混ざっているものもある。ただし、多様性が高いのは単数であって、複数は規則変化することがほとんどである。
* 単数呼格では、-is, -ys, -ēs, -eus, -ās (属格:-antis)で終わる人名は語尾の-sが脱落する。
* 単数対格は、-emではなくギリシャ式の-aの語尾になるものがある(人名に多い)。-ēs, -is, -ysで終わる人名は-ēn, -in, -yn, -ēm, -im, -ymの語尾になる。
* -osで終わる名詞(地名が多い)は第2格変化となり、対格が-onになることがある。例:Dēlosの対格はDēlon (韻文ではDēlumもある)。
* 単数属格は、-ēsで終わる人名は-ī, -isとなる。-ôで終わる女性名詞には属格で-ūsとなるものもある。
* -eusで終わるギリシャ語の名詞は、ギリシャ語の格変化とラテン語の格変化(第2格変化)の双方が混ざった変化をする(ただし、単数属格の-eīと与格の-eōは韻文では本来の2音節が1音節で発音される場合がある)。
* 複数主格が-ēsではなく-esとなるものがあり、同じ名詞が複数対格では-ēsではなく-āとなることがある。
* 複数属格が-ōn, -eōnとなるケースがある。例:GeōrgicōnやMetamorphōseōnのような書籍のタイトル。
* ギリシャ語の中性名詞で語尾が-ma (属格:-matis) となるものは、ラテン語では複数与格・奪格が必ず-ibusではなく-īsとなる。 (ja)
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