ライフセービングは、一般的に水難事故の防止や一次救命処置をボランティアで行う社会活動であるが、その訓練・技術をスポーツにまで昇華させたものがスポーツとしてのライフセービングである。選手はライフセーバーと呼ばれる。 人命救助の技術向上、海のシーズン直前やオフシーズンのトレーニングを兼ねて、サーフ・ライフセービング(海における救命活動)技術を競うスポーツとして誕生した。ライフセービングは、サーフ・ライフセービングの発祥の地であるオーストラリアのニューサウスウェールズ州を中心に発展し、現在ではオーストラリアの国技となっている。そのため日本でも競技名や使用器材などは英語をそのままカタカナ化したものが多い。海で行うオーシャン競技として始まったが、後にプールにおける救助を想定したプール競技も行われている。