モンキーパッチ(Monkey patch)は、システムソフトウェアを補完するために、プログラムをその時その場の実行範囲内で拡張または修正するというテクニックである。モンキーパッチの影響はその時その場のプロセス(プログラムの実行インスタンス)だけに限定されて、プログラム本体には及ばない。 モンキーパッチは動的プログラミング分野の用語であり、その定義はRubyやPythonなどの各言語コミュニティに依存している。サードパーティ製のランタイムシステム、ソフトウェアフレームワーク、仮想マシン上で発生しがちな、好ましくない動作の違いや各種バグに対してパッチ当てすることを目的にしての、プロセス上に展開されたクラスコードやモジュールコードの動的な修正作業、という点は共通している。