モルモー(古希: Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー(古希: Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン(古希: Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした吸血鬼の一種。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーにエンプーサと共に仕えている。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている。アケローン川神の乳母であったとされる。日本語では長母音を省略してモルモ、モルモリュケ(モルモン)とも呼ばれる。また、変身の術に長けているといわれる。 その性格は大人しく、親しみやすいお化けの様な存在とされる。元々神話中ではラミアーやゲローと同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている。しかし、民間においては母親が幼い子供に語って聞かせるお伽噺の中のお化けとして扱われた。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話があり、見た目だけで中身が無い人間を風刺する内容となっている。

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  • モルモー(古希: Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー(古希: Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン(古希: Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした吸血鬼の一種。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーにエンプーサと共に仕えている。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている。アケローン川神の乳母であったとされる。日本語では長母音を省略してモルモ、モルモリュケ(モルモン)とも呼ばれる。また、変身の術に長けているといわれる。 その性格は大人しく、親しみやすいお化けの様な存在とされる。元々神話中ではラミアーやゲローと同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている。しかし、民間においては母親が幼い子供に語って聞かせるお伽噺の中のお化けとして扱われた。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話があり、見た目だけで中身が無い人間を風刺する内容となっている。 (ja)
  • モルモー(古希: Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー(古希: Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン(古希: Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした吸血鬼の一種。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーにエンプーサと共に仕えている。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている。アケローン川神の乳母であったとされる。日本語では長母音を省略してモルモ、モルモリュケ(モルモン)とも呼ばれる。また、変身の術に長けているといわれる。 その性格は大人しく、親しみやすいお化けの様な存在とされる。元々神話中ではラミアーやゲローと同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている。しかし、民間においては母親が幼い子供に語って聞かせるお伽噺の中のお化けとして扱われた。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話があり、見た目だけで中身が無い人間を風刺する内容となっている。 (ja)
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  • モルモー(古希: Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー(古希: Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン(古希: Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした吸血鬼の一種。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーにエンプーサと共に仕えている。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている。アケローン川神の乳母であったとされる。日本語では長母音を省略してモルモ、モルモリュケ(モルモン)とも呼ばれる。また、変身の術に長けているといわれる。 その性格は大人しく、親しみやすいお化けの様な存在とされる。元々神話中ではラミアーやゲローと同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている。しかし、民間においては母親が幼い子供に語って聞かせるお伽噺の中のお化けとして扱われた。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話があり、見た目だけで中身が無い人間を風刺する内容となっている。 (ja)
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  • モルモー (ja)
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