W形は、オーストラリア・メルボルンの路面電車であるメルボルン市電に導入された電車の形式。公営化が実施された同市電の標準型車両として1923年から製造が始まり、以降は幾度かの設計変更を経て1956年まで750両以上という大量生産が実施された。長年に渡り主力車両として活躍するメルボルン市電を代表する形式で、2020年現在も近代化工事を受けた一部車両が35号線(シティ・サークル線)で定期運転を行っている。