メガラー(古希: Μεγάρα, Megarā)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してメガラとも表記される。テーバイの王クレオーンの娘。一説にリュコスの娘とも。ヘーラクレースの最初の妻で、3人の息子テーリマコス、クレオンティアデース、デーイコオーンを生んだ。 また後にイオラーオスと結婚し、娘レイペピレーを生んだ。レイペピレーはヘーラクレイダイの1人と結婚し、ヒッポテース、テーローを生んだ。 メガラーについては異説が多い。メガラーとヘーラクレースの子共の数は2人、8人とも言われている。彼女の子供たちは気が狂ったヘーラクレースによって殺されるが、その死はヘーラクレースの12の難行以前とも、難行後であると言われ、特に前者の場合は12の難行および、ヘーラクレースがオイカリアー王エウリュトスを滅ぼすきっかけとなっている。一方、後者の説ではメガラーも子供たちと一緒に殺されたことになっている。