マーティン・バーゲン(Martin "Marty" Bergen, 1871年10月25日 - 1900年1月19日)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州出身のプロ野球選手(捕手)。右投。 明らかに精神疾患に苦しんでいた(統合失調症が疑われている)。死の前年には幻覚から奇行が目立つようになり、試合にも差し障るようになっていた。1900年1月19日に妻と2人の子供を斧で撲殺した後にストレートカミソリで自分の喉を切って自殺した。 捕手としては同時代で最も優れているとされていた。彼についての2001年の記事は「足を動かさずに二塁へ送球出来た鞭のような腕を持つ軽快な野手」と説明した。バーゲンの悲劇のニュースを聞いたジェシー・バーケット(後年にアメリカ野球殿堂入り)は常に送球が非常に迅速かつ正確であるとして「世界のこれまでの野球の歴史の中で最高の捕手」と彼を位置付けた。弟のビル・バーゲンもMLB歴代屈指の守備力を持つ捕手と評価された選手だった。