ポール・マクナルティ(Paul McNulty、1953年10月21日生まれ)は、 ニューグローヴ世界音楽大事典に「[彼の]楽器の水準の高さで有名」と記述された、歴史的なピアノ製作者である。 彼が複製するモデルの範囲は、1749年のジルバーマン、1788年のシュタインそして1992年のワルターなどの初期の古典派のピアノから、 1819年及び1836年のグラーフ、1830年のプレイエル、1846年のボワスロ、1868年のシュトライヒャーなどのロマン派の楽器に及ぶ。このように、マクナルティ製品の多様性は、「19世紀のピアノのレパートリーを含んだ鍵盤楽器演奏を行う機会を広げる」のに役立っている。