ポチ(1910年(明治43年) - 1927年(昭和2年)12月4日)は、メスの北海道犬である。 虻田郡真狩村で郵便局長を務めていた村上 政太郎(むらかみ せいたろう)の愛犬で、政太郎と一緒に郵便配達に出かけていた。1918年(大正7年)1月、郵便配達の帰途で猛吹雪のために遭難した政太郎の遺体を守り続け、「忠犬」として広く知られた。その後札幌市の札幌報恩学園に引き取られて余生を過ごし、その死後に剥製となって逓信総合博物館に展示された。後にポチは故郷の真狩村に戻り、真狩村公民館で展示されている。ポチの生涯とエピソードは、作家の綾野まさるによって『郵便犬ポチの一生(『名犬ポチ物語』を増補改訂)』という童話になった。