ペルーダ(スペイン語: la Peluda)、ヴリュ(フランス語: la velue、「毛むくじゃら」の意)は、フランス北部サルト県に伝わる怪物。中世盛期~後期頃、沿いに住み市など一帯を荒らしたと伝わる。 蛇頭蛇尾で、丸い胴体に緑色の長い体毛が生え、なかには有毒の刺がいくつもまぎれていた。洪水をおこし(または口から火焔を吹くことで)作物を枯らして飢饉を及ぼし、家畜や人間を食らい、獣も人も尾で打ち殺した。ついに、アニェル(「子羊」)と呼ばれる淑徳の乙女を餌食にしようとしたところ、その婚約者の剣で急所の尾を裂かれ退治された。