この項ではペナンの地域史を述べる。ポルトガル人がペナンを発見した16世紀頃、ペナン島はすでに500年間に渡って対岸ののスルタン(王)が治める領地となっていた。ヨーロッパ人では、ポルトガル人が最初に訪れてペナンを水の補給地として利用していたが、定住し始めたのはイギリス人であった。クダ王国との戦争の末、1786年8月11日にイギリスに所有権が移り、以後は1941年の日本領と占領を経て、1957年にはマラヤ連邦に参加して独立する。