第二次ヘルドニアの戦い(ヘルドニアのたたかい)は、第二次ポエニ戦争中の紀元前210年にハンニバル率いるカルタゴ軍が、南イタリアのアプリア(現在のプッリャ州)でローマ軍を包囲殲滅した戦い。この大敗により、ローマと既に疲弊していた同盟都市の関係は悪化した。ハンニバルにとっては戦術的な勝利であったが、ローマ軍の勢いを長期間押しとどめることはできなかった。その後3年の間に、ローマはこの戦闘で失った領土・都市を回復し、ハンニバルをイタリア半島の南西に押し込んだ。この戦闘はカルタゴ軍最後の勝利であり、その後は引き分けもしくはローマ軍の勝利に終わっている。