『プロクリスの死』(伊: Morte di Procri, 英: The Death of Procris)は、ルネサンス期のイタリアの画家ピエロ・ディ・コジモが1495年頃に制作した絵画である。油彩。 一般的に主題はオウィディウスの『変身物語』7巻で語られている美女として名高いアテナイの王女プロクリスの死を描いた作品と考えられているが、異論もあり、ピエロ・ディ・コジモの絵画の中でも特に美しく謎めいた作品として知られている。ドイツの美術史家エルヴィン・パノフスキーは「絵画が発する奇妙な誘惑」に魅了され、他の批評家はその「白昼夢のようなかすんだ雰囲気」を賞賛した。現在はロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている。