ブルターニュもの(仏: Matière de Bretagne、英: Matter of Britain)は、グレート・ブリテン(大ブルターニュ)とフランスのアルモリカ地方(小ブルターニュ)、そしてそれと関わりのある伝説上の王や英雄、特にアーサー王をめぐる一群の中世文学と伝説資料の集合的呼称である。ブルターニュの題材、ブルターニュもの、ブルターニュ物語、ブリテンの話ともいう。 シャルルマーニュ王の伝説にまつわるフランスもの、そして古典古代の伝説に由来する話やそれに触発されて生まれた話を含むローマものとともに、中世文学において繰り返し語られる三大物語群のひとつであった。