フランク・ルーカス(Frank Lucas, 1930年9月9日 - 2019年5月30日)は、ノースカロライナ州出身のアメリカ合衆国の人物。1960年代後半と1970年代前半のハーレムのヘロイン密売人で組織犯罪のボス。麻薬取引において中間業者を取り除き、直接供給源の東南アジアからヘロインを購入していたことで知られている。特に死亡したアメリカ兵の棺を使ってベトナムからヘロインを密輸していたエピソードは有名で、ルーカスを描いた2007年の映画『アメリカン・ギャングスター(American Gangster)』でもその様子が描写されている。