ベルリンローマ速度記録車はベルリン-ローマラリーに出場させるためポルシェが1938年に製作したレーサーである。 フォルクスワーゲン・タイプ1の試作車であったKdFヴァーゲンをベースとし、流線型の空力ボディーを載せていた。エンジンは1,131 cc、出力は40 hpに上げられていた。一人乗り。テストでは140 km/hという高性能を示したが、第二次世界大戦でラリーは中止されてしまった。 ポルシェとしてのタイプナンバーは60K10または64。