バインゴリン・モンゴル自治州(バインゴリン・モンゴルじちしゅう、モンゴル語:ᠪᠠᠶᠠᠨᠭᠣᠣᠯᠮᠣᠩᠭᠣᠯᠥᠪᠡᠷᠲᠡᠭᠡᠨᠵᠠᠰᠠᠬᠤᠵᠧᠦ 転写:Bayanɣool Mongɣol obertegen jasaqu Jēü)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区東南部に位置する自治州。モンゴル語でバインは『豊かな』ゴルは『川』インは所有格を示す接尾辞。新疆最大の地方行政単位であり、漢族が約68%を占める。モンゴル族人口は4.6万人に過ぎず、ウイグル族人口36.5万人などとなっている。 なお、新疆生産建設兵団約20万人が入植している。首府はコルラ市。 コルラの東にホショード県・和静県がある。その県では、トルファン市内とカシュガル市を繋ぐ南疆鉄道が通りその駅もあるバルゴンタイ(巴侖台)の街にトルゴート・モンゴル人の民族中学校やバザールがありモンゴル人の賑わいがあった。バルゴンタイの東の遊牧民の村オリアスタイ・ツァガーン牧場・前進牧場とそのまた東のシャルガンゴル大隊・夏爾溝村に1986年の夏に非合法取材をかけた日本人のルポが1990年の朝日ジャーナルノンフィクションコンテストの佳作に入ったがワープロ本として少部数のみ古書で流通している(『秘境の天山モンゴル』1996年・本郷弘著)。