ノルベルト・ヨークル(1877年2月25日-1942年5月頃)はユダヤ人の家系に生まれたオーストリアのアルバニア語学者。「アルバニア語学の父」といわれる。ホロコースト犠牲者。 著作 "Linguistisch-kulturhistorische Untersuchungen aus dem Bereiche des Albanischen" はアルバニア語の語彙の総合的研究であるが、これは「 Wörter und Sachen」(言葉、とくに言葉の歴史を、風土・風習・制度・物体など広い意味での「物」との、複雑・密接に絡み合った関連の中で研究していく、言語民俗学的手法)の解明を目指したもので、一つの辞書に類しており、アルバニア語学では古典の一つとなっている。