ニラパリブ(Niraparib、開発コード:MK-4827)は、上皮性卵巣癌、卵管癌、原発性腹膜癌の治療に用いられる経口抗癌剤である。日本では卵巣癌の治療・維持療法で用いられる。類薬のオラパリブはBRCA遺伝子変異陽性の患者に使用されるが、ニラパリブはBRCA遺伝子変異の有無に拘らず使用可能である。 米国と欧州で2017年に、日本で2020年に承認された。