ニセクロハツ(偽黒初、Russula subnigricans Hongo)は、ベニタケ目ベニタケ科ベニタケ属クロハツ節の毒キノコ。主に夏、富山県から愛知県以西のシイ林などの地上に発生する。傘は灰褐色でスエード状の質感があり、成長すると中央が窪んで浅い漏斗状になる。ひだはクリーム色で、傷つくか老成すると薄く赤変する。柄はほぼ傘と同色。 日本以外では東アジア(中国、台湾、韓国)に分布する。 アメリカ合衆国南東部でも報告されていたが、その後別種と判明してR. cantharellicolaと命名された。