『ニグロフォビア』(Negrophobia)は、ダリウス・ジェームズによる映画シナリオ形式の小説。1992年に初版発行。日本では山形浩生により翻訳され、1995年に白水社より出版された。ニグロフォビアとは「黒人恐怖症」という意味である。 訳者あとがきによると、本書はダリウスのデビュー作であり、黒人作家の先輩イシュマエル・リード (Ishmael Reed) からも絶賛され、社会派監督オリバー・ストーンからも映画化のオファーがあったという。デビューにあたってキャシー・アッカー (Kathy Acker) の仲介があったらしく、作品の末尾に彼女に対し献辞が捧げられている。