ドーソン・シティ(Dawson City, 正式には Town of the City of Dawson)とはカナダのユーコン準州にある都市で、北緯64度3分45厘、西経139度25分50厘に位置する。現在の人口は約2,000人。地元では単に「ドーソン」と呼ばれるが、観光業界では、ブリティッシュコロンビア州と区別するため、「ドーソン・シティ」と呼ぶのが一般的である。 1897年1月に命名されたこの土地の名は、1887年にこの地域を探検したカナダの地理学者ジョージ・マーサー・ドーソンにちなんだものである。1898年のユーコン準州誕生以来州都だったが、1952年、ホワイトホースにその座を譲った。 そもそもは先住民が夏季漁のために宿営地として使っていただけだった土地だったが、1896年にクロンダイク・ゴールドラッシュが始まると人が集まり始め、1898年には人口40,000人に達した。ゴールドラッシュが終わると急激に人が去り、人口は8,000人にまで減少。1902年に市制に編入されたときの人口は5,000人以下だった。 市内の建築物の多数が「ドーソン地区」として国定史跡に指定されている。一部の古い建物がそのまま資料館として使われており、職員はクロンダイクのゴールドラッシュ時代の格好をしている。また、国定史跡である「浚渫船第4号」や「S.S.キノ(蒸気船)」もこの地区にある。

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  • ドーソン・シティ(Dawson City, 正式には Town of the City of Dawson)とはカナダのユーコン準州にある都市で、北緯64度3分45厘、西経139度25分50厘に位置する。現在の人口は約2,000人。地元では単に「ドーソン」と呼ばれるが、観光業界では、ブリティッシュコロンビア州と区別するため、「ドーソン・シティ」と呼ぶのが一般的である。 1897年1月に命名されたこの土地の名は、1887年にこの地域を探検したカナダの地理学者ジョージ・マーサー・ドーソンにちなんだものである。1898年のユーコン準州誕生以来州都だったが、1952年、ホワイトホースにその座を譲った。 そもそもは先住民が夏季漁のために宿営地として使っていただけだった土地だったが、1896年にクロンダイク・ゴールドラッシュが始まると人が集まり始め、1898年には人口40,000人に達した。ゴールドラッシュが終わると急激に人が去り、人口は8,000人にまで減少。1902年に市制に編入されたときの人口は5,000人以下だった。 1930年代まで人口はかなり安定していたが、第二次世界大戦後に州都がホワイトホースに移ったことを受けて人が減っていき、1960年代になると600-900人で安定。それ以後は安定して増加している。価格の高い金の採掘は現代でも利益をあげており、観光産業の成長はインフラの充実をもたらしている。1950年代にはアラスカと道路がつながり、1955年秋には、現在クロンダイク・ハイウェイとなっている道路によって、ホワイトホースとも結ばれた。 市内の建築物の多数が「ドーソン地区」として国定史跡に指定されている。一部の古い建物がそのまま資料館として使われており、職員はクロンダイクのゴールドラッシュ時代の格好をしている。また、国定史跡である「浚渫船第4号」や「S.S.キノ(蒸気船)」もこの地区にある。 (ja)
  • ドーソン・シティ(Dawson City, 正式には Town of the City of Dawson)とはカナダのユーコン準州にある都市で、北緯64度3分45厘、西経139度25分50厘に位置する。現在の人口は約2,000人。地元では単に「ドーソン」と呼ばれるが、観光業界では、ブリティッシュコロンビア州と区別するため、「ドーソン・シティ」と呼ぶのが一般的である。 1897年1月に命名されたこの土地の名は、1887年にこの地域を探検したカナダの地理学者ジョージ・マーサー・ドーソンにちなんだものである。1898年のユーコン準州誕生以来州都だったが、1952年、ホワイトホースにその座を譲った。 そもそもは先住民が夏季漁のために宿営地として使っていただけだった土地だったが、1896年にクロンダイク・ゴールドラッシュが始まると人が集まり始め、1898年には人口40,000人に達した。ゴールドラッシュが終わると急激に人が去り、人口は8,000人にまで減少。1902年に市制に編入されたときの人口は5,000人以下だった。 1930年代まで人口はかなり安定していたが、第二次世界大戦後に州都がホワイトホースに移ったことを受けて人が減っていき、1960年代になると600-900人で安定。それ以後は安定して増加している。価格の高い金の採掘は現代でも利益をあげており、観光産業の成長はインフラの充実をもたらしている。1950年代にはアラスカと道路がつながり、1955年秋には、現在クロンダイク・ハイウェイとなっている道路によって、ホワイトホースとも結ばれた。 市内の建築物の多数が「ドーソン地区」として国定史跡に指定されている。一部の古い建物がそのまま資料館として使われており、職員はクロンダイクのゴールドラッシュ時代の格好をしている。また、国定史跡である「浚渫船第4号」や「S.S.キノ(蒸気船)」もこの地区にある。 (ja)
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  • ドーソン・シティ(Dawson City, 正式には Town of the City of Dawson)とはカナダのユーコン準州にある都市で、北緯64度3分45厘、西経139度25分50厘に位置する。現在の人口は約2,000人。地元では単に「ドーソン」と呼ばれるが、観光業界では、ブリティッシュコロンビア州と区別するため、「ドーソン・シティ」と呼ぶのが一般的である。 1897年1月に命名されたこの土地の名は、1887年にこの地域を探検したカナダの地理学者ジョージ・マーサー・ドーソンにちなんだものである。1898年のユーコン準州誕生以来州都だったが、1952年、ホワイトホースにその座を譲った。 そもそもは先住民が夏季漁のために宿営地として使っていただけだった土地だったが、1896年にクロンダイク・ゴールドラッシュが始まると人が集まり始め、1898年には人口40,000人に達した。ゴールドラッシュが終わると急激に人が去り、人口は8,000人にまで減少。1902年に市制に編入されたときの人口は5,000人以下だった。 市内の建築物の多数が「ドーソン地区」として国定史跡に指定されている。一部の古い建物がそのまま資料館として使われており、職員はクロンダイクのゴールドラッシュ時代の格好をしている。また、国定史跡である「浚渫船第4号」や「S.S.キノ(蒸気船)」もこの地区にある。 (ja)
  • ドーソン・シティ(Dawson City, 正式には Town of the City of Dawson)とはカナダのユーコン準州にある都市で、北緯64度3分45厘、西経139度25分50厘に位置する。現在の人口は約2,000人。地元では単に「ドーソン」と呼ばれるが、観光業界では、ブリティッシュコロンビア州と区別するため、「ドーソン・シティ」と呼ぶのが一般的である。 1897年1月に命名されたこの土地の名は、1887年にこの地域を探検したカナダの地理学者ジョージ・マーサー・ドーソンにちなんだものである。1898年のユーコン準州誕生以来州都だったが、1952年、ホワイトホースにその座を譲った。 そもそもは先住民が夏季漁のために宿営地として使っていただけだった土地だったが、1896年にクロンダイク・ゴールドラッシュが始まると人が集まり始め、1898年には人口40,000人に達した。ゴールドラッシュが終わると急激に人が去り、人口は8,000人にまで減少。1902年に市制に編入されたときの人口は5,000人以下だった。 市内の建築物の多数が「ドーソン地区」として国定史跡に指定されている。一部の古い建物がそのまま資料館として使われており、職員はクロンダイクのゴールドラッシュ時代の格好をしている。また、国定史跡である「浚渫船第4号」や「S.S.キノ(蒸気船)」もこの地区にある。 (ja)
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