ドナルド・ケーガン(Donald Kagan, 1932年5月1日 - 2021年8月6日)はアメリカ合衆国の歴史学者。リトアニア出身。古代ギリシア史を専攻、ペロポネソス戦争について4冊の有名な大著を著している。 1989年から1992年にかけてイェール大学の学部長を務め、それ以前はコーネル大学の歴史学部で教えていた。 ニューヨーカーの書評によると、ジョージ・ステイナーはケーガンの名高い4冊の大著を「北米の一番の歴史的成果というにふさわしい賞賛すべき傑作である」としており、彼に限らずケーガンは一般的に、現代における古代ギリシア史の主要な歴史学者だと思われている。