ドイツ・アルペン街道(独: Deutsche Alpenstraße)はドイツ観光街道の一つ。1927年に設けられた最も古いドイツ観光街道。バイエルン州の南西端ボーデン湖の小島リンダウから南東端ベルヒテスガーデンまで、オーストリアとの国境をなすアルプス山脈の麓を湖と丘陵を縫うように通る総延長450kmの街道である。 湖や牧草地、森、山岳といった豊かな自然の中のハイキングやドライブ、冬にはスキーなどのウィンタースポーツも楽しめる「休暇街道」(観光街道の原義)である。また、ルートヴィヒ2世が建設した3つの城や、ヴィースの巡礼教会、といった壮麗な建造物と、市庁舎や民家の壁に描かれた可憐な壁絵とが鮮やかな対比を見せ、訪れる者の目を楽しませてくれる「観光街道」でもある。