デング熱の流行(デングねつのりゅうこう)は世界的に発生しており、発生率は1960年 - 2010年の間で30倍に増加した。これは、都市化、人口増加、海外旅行の増加、地球温暖化が原因とされている。デング熱が流行している地域は赤道付近に分布しており、そこに住んでいる人々は合計25億人にのぼり、このうち7割以上の約18億人がアジアと太平洋の流行地域に住んでいる。本項ではデング熱の世界的流行と各国の状況を解説する。