数学において、デデキント数(デデキントすう、英: Dedekind numbers)は急激に増大する整数列の一つで、1897年にこれを定義したリヒャルト・デーデキントにちなむ。デデキント数 M(n) は n 変数単調ブール関数の個数に等しい。等価的に、n 元集合のの個数、n 個の生成元から生成されるの元の個数でもあり、また n 元集合のの個数を表す。 M(n) を表す漸近的に正確な式 および総和による表現式が知られている。しかし、M(n) を閉じた式で表すデデキントの問題は未だ難問であり、また M(n) の正確な値は n ≤ 8 の場合にしか知られていない。