チュニジアの首相はチュニジアの政府の長である。首相はチュニジアの大統領によって任命される。 1969年に首相職が設置されて以来、首相は大統領であるハビーブ・ブルギーバやベン=アリーのように、社会主義立憲党(1988年からは立憲民主連合)の党員である時代が長く続いた。1999年11月17日からベン=アリー政権下においてモハメッド・ガンヌーシが務めていたが、ジャスミン革命により政権が崩壊、その後も暫定政権の首相を務めた。しかし旧政権のメンバーを暫定政権から排除すべしとの声は収まらず、2011年2月27日に辞任を表明。後任には元外務大臣で無所属のベージー・カーイド・アル=セブシーが就任したことにより、立憲民主連合の党員が首相である時代は終わった(ただし、カーイド・アル=セブシー自身はかつて立憲民主連合の党員だったことはある)。