チオペプチド(Thiopeptide)は、細菌によって産生される硫黄を含むペプチドの抗生物質である。グラム陽性菌に対する抗生物質活性はあるが、グラム陰性菌に対する活性はほとんどない。チオペプチドの多くは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する活性を示しているため、研究対象となっている。チオペプチドには100を超えるものが知られている。