タニオアクションはMGCが開発したオートマチックモデルガン用の擬似ブローバック機構である。トリガーを引くと連動して動く爪状パーツがスライドを引っ掛けて後退させ、同時に薬室内のカートリッジが排莢される。トリガーを引き切ると引っ掛かりが外れてスプリングの力でスライドが前進し、弾倉のカートリッジを薬室に送り込む。排莢・装填の動作はこのトリガーアクションのみで成立するため、現在のブローバックモデルのように火薬やガスなどの動力を必要としない。別名スライドアクション、指アクション。タニオアクションの名称は開発者 小林太三の幼少期のあだ名「タニオ」から付けられた俗称であり、MGCでの正式名(スライドアクション)ではないが、銃専門雑誌でも特に注釈なく使用されることが多い。